湯団(タンユェン)とは白玉団子のような餅の中に黒ゴマの餡が入っている食べ物です。
他には挽肉や小豆、ピーナツ餡が入っているものなどがあり上海ではおやつや軽食に食べられます。
このお店の名前の寧波(ニンポー)は地方名で杭州湾を挟んで上海の南方に位置します。> 寧波位置 google map
上海の湯団はこの寧波という地方の名物料理です。
中国各地に湯団はありますが呼び方や作り方、食べ方も地域によって違います。
上海市内で有名なお店は豫園商城という観光名所にある寧波湯団店がその1つです。
上海といったらここを訪れる観光客がほとんどという豫園商城にあるので観光の休憩におすすめです。
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寧波湯団がある豫園商城は上海を誇る観光名所
寧波湯団がある豫園商城には有名レストランや上海グルメ、お茶屋さん、お土産屋さんがあり近くには卸問屋ビルがありとても楽しめる場所です。
九曲橋という橋(上の写真の3枚目)は豫園の入口と豫園商城を結んでいる橋で橋の目の前にはガイドブックにも載る名店が並んでいます。
上海名物はここに揃うといっても間違いじゃないほど広い敷地と店舗数です。
寧波湯団はその中の1つです。
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豫園庭園内
ちなみに豫園商城の中でも明代の役人が父の為に作った中国庭園の豫園は見ものです。
約18年かけて完成した豫園は改修整備され今では約半分の広さだそうです。
それでもめちゃくちゃ広い!!
そして豫園商城から少し歩けばすぐに民家や下町がありそこに暮らす人の様子がうかがえます。
歴史散策後の休憩にもおすすめです。

豫園商城を一歩出るととってもカオスな風景が広がっていてなんだか懐かしい時代がそこにあるようなそんな感じ...
このあたりは2018年から工事が本格的に進んでいるようなので昭和感漂う風景はもうすぐ見られなくなるようです。
黒ゴマ団子が有名な寧波湯団
湯団にはおやつ系の甘いものから少しお腹が空いたときの軽食にぴったりな挽肉が入った餡の団子がありますが中でもこちらのお店で人気なのが黒ゴマ団子です。
8個入り20元(約316円)※2019.3月時点
他にメニューは小龍包などの点心があります。

柔らかいお餅の中からトロ~っとたっぷりの黒ゴマ餡が流れ出てきます。
黒ゴマの風味が香ばしくて甘さも控えめで上品な味!
どことなくピーナツバターのようなそんな感じの風味の餡。
8個ペロっといけちゃう、さっぱりしていてくどくない。
黒ゴマ餡だけじゃなく色んな味を試してみたくなる団子です。
上海のスーパーでも湯団が買える
もともと中国では2月の元宵節という満月にあたる日に食べる風習があるそうです。
例えるなら日本でいう正月に食べる餅みたいなもんかな?
いや、クリスマスに食べるチキンか? 絶対違う
現地ではスーパーに既製品が売っています。
カルフールという大型スーパーにはこんなにも沢山の湯団が!
色んな味や色があったので買ってかえればよかったな~って思ったけどおそらく冷凍なので無理でしょう。
ボイルするだけなので家で作るには楽ちん。
店舗詳細
寧波湯糰店
九曲橋の目の前
住所 上海市黄浦区城隍庙豫园新路豫園老街104
☏ +86 21 6355 9999
営業時間 1階 7:00~21:00 2階10:00~20:00 ㊡無休